本日、2022年8月3日は司法書士制度150周年記念の日です。
司法書士業界では、記念式典の開催・相談会の実施・動画の公開などなど…司法書士制度を盛り上げるべく、さまざまなイベントが開催されています。
司法書士の歴史コーナー
しかし、司法書士制度150周年というものの、「司法書士」という名称になってからは、実はまだそんなに経っていません。
歴史の話にご興味がある方は少ないと思いますので、ざっくり説明しますと、
150年前 「代書人」が誕生
↓
103年前 「代書人」が「司法代書人」と「一般代書人」に分離
↓
87年前 「司法代書人」が「司法書士」となる
という流れをたどってきました。
つまり、当初の「代書人」から数えて、🌸祝150年🌸ということのようです。
(なお、もしも司法書士の歴史にご興味をおもちいだだけましたら、日本司法書士会連合会ホームページをご覧いただければ詳細が載っております。)
150年という重み
熊本の司法書士の最高齢の先輩が97歳(令和3年度時点)です。
この先輩が10歳の時にやっと「司法書士」がスタートしていますので、
「司法書士」誕生時から司法書士をやっている先輩は、日本全国を探しても(おそらく)いらっしゃらないだろうと思います。
ましてや、「代書人」時代から司法書士をやっている先輩はもういらっしゃいません。
改めて考えると老舗旅館のような、すごい歴史を感じます。
というわけで、改めて気を引き締め、司法書士の看板頼りにならず、市民の皆さまからの司法書士制度への信頼を得られるような誠実な仕事を心がけていきたいと思います。
(本日の執筆担当者:司法書士 西森由紀)